賛助会員・賛助団体などみなさまのご協力により、２０２０年度が終了し、５月２１日にシズウェル会議室で、定時総会を開催しました。

　２０２０年度は、新型コロナウイルス感染拡大による、生活困窮者の急増という事態を受けて、いわゆる「本来の」フードバンク事業と、”赤い羽根”新型コロナ対策フードバンク応援事業の２つの事業を併走させるという、今までにはない取り組みを行うことになりました。実績としましては、本来のフードバンク事業では依頼件数２，１６７件・出庫重量３５トン、コロナ対策事業は４，２３６件・出庫重量５６トン、合計すると依頼件数６，４０３件・出庫重量９１トンという結果になりました。２０１９年度と比較すると、依頼件数２２３％・出庫重量１６８％と、いかに新型コロナウイルスの感染拡大が、私たちの生活に影響を及ぼしたかが分かります。

　人手や食料がこれまでにないほどに足りなくなり、理事団体やボランティアさんと一致団結をすることで、また、数多くの県民・企業・団体様からの支援を受けることができ、何とか乗り越えることができた・・・そんな一年間だったと、議案書を読みながら振り返ることとなりました。

　２０２１年度も新型コロナウイルスの影響は続くと思われます。支援機関としての期待が高まる中、私たちフードバンクふじのくには、運営面も含めて今後どうしていくべきか。そのようなことを話し合い、閉会となりました。

　今後とも皆様には、より一層のご協力をお願いすることになると思われます。２０２１年度もどうぞよろしくお願いいたします。